会長よりご挨拶

「さらなる兵庫県高体連の発展を願って」
~新しい県高体連ホームページ開設にあたり~
兵庫県高等学校体育連盟
会長 廣瀬 雅樹
兵庫県体育連盟は、昭和23年5月31日に7支部、16専門部で発足し、以来、「兵庫県高等学校の体育を振興して、生徒の体力向上を図り、スポーツ精神を涵養(かんよう)する」との設立目的のもと、競技領域を超えて全専門部が一体となって、昭和63年の全国高等学校総合体育大会をはじめ、各種の大会を開催し、数多くの全国的・国際的な選手を輩出するなど、本県のスポーツの振興、発展に大いに寄与し、青少年の健全育成に努めてきました。
一方で、本県体育連盟には、現在、36競技約5万5千人が登録していますが、近年の少子化に伴う所属生徒数の減少等により、チーム競技等において、活動に支障をきたしたり、顧問教員や指導者不足により教員個人の負担増加が増加したりしている状況が社会的にも問題視されています。こうした中、「部活動指導員」の制度化(平成29年4月施行)や「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」(平成29年3月発刊)など、運動部活動を持続可能なものとするため、国をあげて多様な改革が進められています。
本県でも、教育委員会より運動部活動の基本的な考え方を示した「いきいき運動部活動(4訂版)」が示され、県高体連としてもその趣旨・内容を熟知し、専門部が従来の主観にとらわれず、それぞれが時代の流れを汲みとって主体的に変革していくことが求められています。
この度、長年にわたり懸案課題となっていました「兵庫県高等学校体育連盟のホームページ」をリニューアルすることといたしました。従来より、各競技専門部では、全県の顧問会や委員会等を通じて、大会運営に係る各種事務手続きや連絡事項の周知等について取り組んできましたが、一方で、高度情報化社会の進展により、短期間に大量の情報量を取り扱うことが常態化しており、年に数回の理事会、委員長会、顧問会等での情報伝達では、正確性や迅速性に限界があるとのことから、ホームページ開催の要望が出ていました。
今回、民間のホームページ制作会社に委託し、専門的技術指導の支援を受けながら、実行性のあるホームページを作成いたしました。これにより、全専門部参画のもと、皆様方の事務処理が少しでも軽減すること、本連盟の取り組みや本県高校生の活躍が広く周知されることを期待しています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。