ごあいさつ
兵庫県高等学校体育連盟
会 長 北中 睦雄
(兵庫県立明石高等学校長)
兵庫県高等学校体育連盟のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本連盟は、昭和23年5月31日に、「兵庫県高等学校の体育を振興して、生徒の体力向上を図り、スポーツ精神を涵養(かんよう)する」ことを目的として設立され、7支部、16専門部で活動が始まりました。以来、競技領域を超えて全専門部が一体となって、昭和63年の全国高等学校総合体育大会をはじめ、各種全国規模の大会を開催するとともに、数多くの全国的・国際的な選手を輩出するなど、本県のスポーツの振興、発展に大いに寄与し、青少年の健全育成に努めてきました。令和2年2月8日には、創立70周年記念式典を恙なく終えることができました。皆様方のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
さて、運動部活動は、昨今の少子化の影響により、加入人数が減少しており、複数校合同で大会参加するチームが増加してきています。また、指導者についても、学校の教職員だけでなく、地域のスポーツ指導者等が部活動指導員として指導する部活動も多くなってきました。
一方で、中学校では、国が部活動改革として、学校の部活動を地域に移行するため、各都道府県において取り組んでいるところです。中学校体育連盟においても、学校対抗で行われていた中学校総合体育大会に、地域スポーツ団体等のチームが参加することを認めるなど、部活動は、大きな変化の時を迎えています。
兵庫県高等学校体育連盟と致しましては、スポーツの取り巻く環境の変化を踏まえながら、高校生の皆さんが、多くの時間とエネルギーを費やして取り組んだ部活動の成果を発揮することができるよう、安心安全な大会の実施や、体罰の根絶を推進するなど、高校生の皆さんに軸足を置いた活動に力を入れていきます。
運動部活動に関わる高校生の皆様は、自分自身や仲間と切磋琢磨し、体力や技能を向上させるとともに、教科学習とは異なる集団での活動を通じた人間形成の機会として、豊かな学校生活を実現することを期待しています。
今後とも、各加盟校をはじめ、各専門部、兵庫県教育委員会など、多くの皆様のご理解やご協力を賜りながら、運動部活動の活性化を図り、高校生の皆さんが生涯を通してスポーツに関わり、豊かで活力のある人生を送ることができるように努めて参りますので、ご支援やご指導につきまして、よろしくお願い申し上げます。